ペルセフォネネットワーク

この記事は、2012年4月28日にブログに書いた記事です。

 

by 高橋ともえ(ガブリエラ)

 

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この絵のお題は「春の色」、そして憧れというエネルギーについて。

私たちが新しいステップへ向かって進んでいく力を支えるのが、憧れです。
それを自然界は春と言う季節として象徴的に表現します。

 

この絵を描きながら、私は蓼科のことを思っていました。

下側の赤茶色の世界は大地の龍。アーリマン的な力。
そして、そこに天から白い光、聖霊=癒されたルシファーが降り注ぎます。
この二者が交わるところに私たちの菜園が存在します。
ヒルデガルディアーナのシンボルハーブであるヒソップの紫を象徴的に中央に描きました。

大地の龍は、生命力そのもの。

 

第1チャクラに眠るクンダリーニ的なエネルギーですが、
それ自体は善悪どちらでもない存在、ただ「力」です。

大地が贈り物として私たちに与えてくれるものを、どのように使うのかは私たち次第です。

たとえば・・・
ウランもプルトニウムも、それ自体は善でも悪でもありません。
しかし、私たちがそれを正しい扱い方で接することができないでいることが、問題なのです。

大地の龍、その力は善悪のない力。私たちの思い次第。
私たちは何を大地に係留するのでしょうか?

私たちの想いを、大地の龍も、天なる癒されたルシファー も、見守るだけです。

大地の力を魔術的に抜き出し、奪い取るように用いることもできるし、
それを丁寧に昇華させ花として天に捧げることもできる。

5月の種蒔きに向けて、今メンバーたちは自分たちの思いを大地に向けています。

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この絵を描きつつ、少し前にメンバーからも同じような話題提供があったあるテーマについても考えていました。

それは、「ペルセフォネネットワーク」とでもいう、地脈をつなぐ「庭」のネットワークです。
ペルセフォネについてはこちらの記事で書きました。

実は、ペルセフォネというインスピレーションを受け取ったときに、
ラインをつなげる、ネットワークをつくる、というようなメッセージがありました。
当初私はそれを、ポスト原発時代を生き延びるための花や植物などの農作業・農園を通じたゆるやかな人々のつながりなのではないかと思っていたのです。

しかし、それは象徴的なネットワークであるという以上のものなのだと、
ここ最近気づいてきました。

それは、ある意味での地鎮
大地の中で行われている生と死と再生の秘密を知る花と植物の女神であるペルセフォネの植えられた「庭」を、
われわれ人間が、大地の地脈をつなげるように配置していくという鎮めと創造のネットワーク
ではないかと。

つい1か月ほど前、メンバーの一人から、別所にてあるハーブに関する会合に出たところ、
場所は違えどおおむね同じような形で庭や農園を作ろうとする人々がいるということが分かったと言う報告を受けました。
同時発生的に、別の場所で何人もの方々が、大地に向き合っていると言うのです。

私はそれを「ペルセフォネネットワーク」と呼んでいますが、
呼び名は違えど、今同じことを受け取って行動されている方々がいると感じています。

ヒルデガルディアーナもまた、大きな文脈の中で考えるとき、
他の方々の活動と響き合っていると思っています。

それは、日本という一国に留まる問題ではなく、世界的・地球的な文脈の中でのペルセフォネネットワークであり、そしてヒルデガルディアーナであるということです。


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シュタイナーによると、地球と言うのは本来、丸みを帯びた正四面体であり、面と面の間に火山帯があるというのです。

今日では地球がその名の通り球体であると考えられていますが、地球が球であるというのは正しくありません。実際の形はどうなっているのでしょうか。それを正確に理解しようとするのでしたら、四面体をイメージする必要があります。四面体とはほぼ次のような形態のことを言います。

つまり底面に三角形があり、それに他の三つの三角形が側面を作り、全体がピラミッド形になっています。つまり四つの三角形が組み合わさっています。先ずひとつの三角形を置き、その上に他の三つの三角形を合わせて、ピラミッドを作るのです。(図・上)

そこでこの三角形のそれぞれを外へ向かって丸くふくらませる、と考えてください。面だけではなく、稜線も丸くなり、ピラミッド全体も球のようになり ます。そのようにして球のようになったピラミッドが地球なのです。ですから今日でも、このピラミッドの綾をたどることができます。

略図を描きますと、ここに南極があり、多くの火山が集まっています。ここはアメリカ中部のコリマ山のところですが、そこからアンデス山脈を通って南 極に通じる稜線がたどれます。一方、南極からはアフリカの東側を通って、コーカサスの火山帯に達する線と、コーカサスからスイスを通り、ライン川沿いに大 西洋を超えて、コリマ山へ到る線とがあります。(図・中)

以上の線をたどると、そこに大きな三角形が見えてきますが、これがいわば地球ピラミッドの底面をなしているのです。そしてそのピラミッドの頂点を求めると、日本にまでたどり着きます。

このように地球は、ふくらんだピラミッドとして宇宙空間に位置しているのです。そしてその頂点に日本があり、ここに底面があるのです。皆さん、これが地球の基本形態なのです。(図・下)


(『地球の基本形態』より抜粋→図と文章の引用元はこちら


つまり、シュタイナーによると、日本は、世界中の活火山帯がつくるピラミッドの頂点に存在する国なのです。

私は選民思想的な意味で日本を特別視することには興味はありませんが、
(昨今のアセンションと日本「民族」を過度に結び付ける風潮とは一線を画したいと思っています)
上記のようにシュタイナー的に日本の地理的な条件を考えるとき、
日本に住むわれわれの行為がどれほど大きな影響を地球全体に及ぼし得るのか、
ということには謙虚にそして誠実に目を向ける必要はあると思っています。

火山帯とは、アーリマン=プルートー(ハデス)的な冥界の力に他なりません。

日本においてアーリマン的な力を鎮めること=地鎮ができるなら、
それは、地球全体を地鎮することにつながる。

プルートー=アーリマン的な力を鎮めるのは、花と植物の力。
もっと言うならば、生と死と再生の秘密を知る、ペルセフォネの力です。


暴れ狂う龍の背中に次々に花の女神が降り立ち、それらの女神たちが龍を力ではなく愛で従えていく
そういうイメージです。

ヒルデガルディアーナの始まりと蓼科の土地への導きに、
福島の原発問題と深く関わっているということは既に述べました。

私個人の問題を超えて、大きな視野の中で動いていることなのではないかと、
今、感じるようになっています。

おそらく日本の各地で、まだまだ胎動しているにすぎない同じような試みが、
これから先次々に花開いていくと思っています。